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昨日、秋季新人戦(フレッシュリーグ)の試合が終了し、塾野球部の2021シーズンも残すところ僅かとなりました。本日は、秋季の戦いを総括したいと思います。
『4勝1敗5分』
皆さまご存知かと思いますが、塾野球部は令和3年度東京六大学野球秋季リーグを制し、1991年以来30年ぶりとなる春秋連覇を見事、達成致しました。現4年生の代は8シーズンの内、4度優勝を成し遂げ、黄金世代の名に相応しい実績を打ち立てています。しかしその道のりは決して平坦ではなく、それは今季のリーグ戦の成績「4勝1敗5分」にも現れています。
2020年11月8日慶早戦第2回戦。塾野球部はあと1アウトで優勝というところから逆転を許し、涙を飲みました。福井主将は新チームはこの負けからスタートしたと述べています。「繋勝」のスローガンの下、負けない野球を貫き、春季リーグ、全日本大学野球選手権を制しました。そして秋季、新型コロナウイルス感染拡大による開幕の遅れ、それに伴う過密日程、第3戦・延長戦の撤廃等、多くの制限の中で開催が行われました。粘り強い戦いを続け、勝ち点を着実に積み重ねました。
そして慶早戦を前に、1分け以上で優勝が決まるところまで上り詰めます。しかし早大の壁は容易く打ち崩れるものではありませんでした。初戦、廣瀬選手の2ランHRで先制に成功しますが、森田投手が早大打線に捕まり、逆転を許すこととなります。打線も早大・西垣投手の前に4安打と沈黙し、敗戦を喫します。
迎えた第2戦、慶早戦では珍しく雨の中のスタートとなりました。初回まさかの3失点、前日の悪い流れを引きずります。中盤に差し掛かったところで、渡部遼人選手の内野安打で1点をようやく返し、反撃の狼煙をあげます。そして7回表、再び渡部遼人選手のタイムリーに相手のエラーも絡んで、同点に追いつきました。ここからは継投策、生井選手、渡部淳一選手、橋本達弥選手が丁寧なピッチングを披露し、早大打線を封じます。そして9回裏、朝日選手のファインプレーで1アウト、その後ランナーを背負いますが橋本選手の力強いボールで最後のバッターをフライに打ち取り、ゲームセットとなりました。
選手だけではなく堀井監督も涙を浮かべ、歓喜の輪が広がりました。久々の天皇杯、昨年度の悔しさを誰もが知るからこそ、喜びは並大抵のものではありません。引き分けで優勝を決めたこの結果からも、塾野球部の執念が感じられるのではないでしょうか。
しかし監督や選手の言葉にもありましたが、視線は次の明治神宮野球大会に向いています。秋季リーグの優勝で今年3冠、明治神宮野球大会も制すれば4冠、グランドスラムを達成します。この前人未到の快挙への期待も高まるばかりです。
今週行われたフレッシュリーグ、3位という結果に終わりましたが、これまで出番のなかった1・2年生の活躍が見られました。明治神宮野球大会では出番がある可能性も十分考えられます。下級生の押し上げにも注目です。
明治神宮野球大会、初戦は11月21日(日)13時半より開始されます。対するは東京農業大学北海道オホーツク。福岡ソフトバンクホークスで活躍される周東選手の母校としても知られています。どんな戦いとなるのか、4年生の有終の美を実現できるのか、期待が高まります。
明治神宮野球大会、そして来季も様々な情報を発信して参ります、今後ともよろしくお願い致します。
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